土地の購入を検討する際、優先順位は人によってさまざまです。価格・交通の便やアクセス・周辺環境（自然が多いか利便性高いか）・広さなど、すべての希望が叶う土地を見つけることは難しいため、自分にとって重要なポイント、譲れない点などを事前に明確にして優先順位を決めておきましょう。

用途地域とは、計画的な市街地を作るために都市計画法に基づき、用途に応じて分類されたエリアのことをいいます。用途地域は「住宅系」「商業系」「工業系」の3系統で全部で13種類あります。用途地域ごとに建てられる建物が決まっているため、事前に用途地域を確認しておきましょう。また、用途地域を確認することで、購入する土地の周辺に、将来どのような建物が建築される可能性があるのか知ることもできます。

建ぺい率・容積率は、土地に対してどれくらいの大きさの建物が建てられるか規定したものです。建築面積の割合である「建ぺい率」や延床面積の割合である「容積率」、「高さ制限」などを事前に確認しておきましょう。

土地は周辺道路より高くなっていることがほとんどですが、稀に周辺道路より低い土地もあります。土地が周辺道路より低い場合には、豪雨などによる浸水リスクが高まるため、基礎を高くしたり排水できる設計が必要だったりと、その分の費用がかかります。そのため、土地の高低差を事前に把握しておくことが重要です。

新たに購入しようとしている土地と隣地との境界を示す「境界標」があるのか予め確認しておきましょう。もし、境界標がない場合は、登記簿を見て隣地の所有者とともに境界線を確認し決めておく必要があります。
また、隣地の建物の高さや、境界からの距離、窓の位置なども把握し、日照やプライバシーの面でトラブルが発生する可能性があるのか、事前にチェックしておくとよいでしょう。

地震や水害に関する災害リスクを事前に調べることも重要です。多治見市のホームページでは、地震による災害リスクを小学校区ごとに表示した防災マップを公開しています。希望するエリアの地震による災害リスクや、どの程度の耐震性能が必要なのか考えておきましょう。
また、水害については多治見市では市内全域版と、小学校区別に作成されたハザードマップを公表しています。
詳細は各ハザードマップをご確認ください。

参考：多治見市「防災マップ（地震）」
参考：多治見市「ハザードマップ（土砂災害・洪水）」

2023年発表の岐阜県多治見市の公示価格の坪単価は163,593円/坪、前年変動率+ 0.21％です。

多治見市の公示価格で最も高額なのは「音羽町1丁目」の492,561円/坪です。多治見駅より300mの場所にあり、利便性の高い場所です。駅周辺には、商業施設や飲食店、スーパー、病院、市役所などの施設がそろっています。また、多治見駅はJR中央本線と太多線の2路線があり、名古屋市へのアクセスもしやすくなっています。

一方、多治見駅から少し離れた宮前町・大正町・宝町エリアになると、坪単価は20万円台となるため、土地価格を重視したい方におすすめのエリアといえるでしょう。

参考元：国土交通省「地価公示 多治見市」

2023年発表の愛知県名古屋市守山区の公示価格の坪単価は418,181円/坪、前年変動率+ 2.92％です。

名古屋市守山区で最も高額なのは「長栄」の575,206円/坪です。瓢箪山駅より240mの場所にあり、瓢箪山駅周辺にはスーパーやコンビニなどもそろっている利便性の高い住宅街です。上位7地点すべて坪単価は50万円台となるため、住宅街であっても岐阜県多治見市と比べると非常に高い地価といえるでしょう。

参考元：国土交通省「地価公示 名古屋市守山区」

ここまで土地探しのポイントや注意点について紹介しました。マイホームプランを考えるまでに、まず悩むのは土地探しです。土地購入は、人生に幾度とない大きな買い物です。だからこそ購入して後悔しないためにも事前の下調べが重要です。
R+house守山・多治見では、家づくり勉強会やモデルハウス内覧会などを定期的に実施しています。せっかくのマイホームで後悔しないために、お客様のご希望に沿った土地探しのサポートも行っていますので、土地探しにお困りなら、ぜひR+house守山・多治見にご相談ください。