こどもエコすまい支援事業
こどもエコすまい支援事業は、子育て世帯や若者夫婦世帯を対象とした補助制度で、ZEHレベルの住宅を取得したときに補助が受けられます。
なお、こどもエコすまい支援事業は登録事業者が申請を行うため、ハウスメーカーや工務店に確認してみましょう。
【多治見市】住宅用新エネルギーシステムの補助制度
多治見市では、地球温暖化対策とクリーンエネルギーの普及を目的として、要件に該当する場合、下記のシステムを設置する費用の一部を補助する制度を設けています。
・家庭用燃料電池システム(エネファーム)
・定置用リチウムイオン蓄電池システム
・次世代自動車充給電システム(V2H)
・住宅用太陽光発電システム
対象システムによって要件や補助額は異なり、受付は予算内で先着順となります。詳しくは、環境課環境保全グループにお問い合わせください。
参考:多治見市HP「住宅用新エネルギーシステムの補助制度」
多治見市の注文住宅に必要な性能とは?
ここからは、多治見市にスポットを当て、必要な住宅性能について考えてみましょう。
多治見市の気候の特徴は?
多治見市がある岐阜県は、山地・山脈が大部分を占める飛騨地方と、海抜ゼロメートル地帯の濃尾平野を有する美濃地方に分けられます。また、岐阜県は日本列島のほぼ中心に位置することから、地域によって気候が異なり、日本海岸気候区、太平洋岸気候区、内陸性気候区の3つに分けられるのが特徴です。
美濃地方にある多治見市は、比較的温暖な内陸性気候区に属します。ただし、冬と夏の気温差は大きい地域で、過去には夏に40度を超える猛暑日を記録したこともあります。冬の最低気温はマイナス9度前後を記録した年もありました。そのため、住宅の断熱性能は重要になります。
また、多治見市がある岐阜県では、2018年や2020年に豪雨が起こったこともあります。地球温暖化の影響で、今後も雨量は増えていくことが予想されるため、家を建てる際は水害対策も意識するとよいでしょう。
住宅性能を示すUA値
住宅の断熱性能を数値で示したものが「UA値(外皮平均熱貫流率)」で、この値が小さいほど、断熱性能がより高いことを表します。ただし、住宅に必要な断熱性能は気候によって異なるもの。そのため、「地域区分」として気候ごとに地域が区別されています。また、UA値は国の省エネ基準、より高い性能を示すZEH基準、ZEH基準よりも高い性能になるHEAT20基準といった、それぞれの基準に合わせて数値が定められているのです。
多治見市の地域区分は「6」となっており、UA値の基準は以下のとおりです。なお、断熱等性能等級は従来、等級1~4まで設けられていましたが、2022年に等級5~7までが新設されました。等級5~7程度が今後の主流になることが予想されるため、参考にしてみてください。