2023年現在、岐阜県多治見市の公示地価の坪単価は163,593円/坪、前年変動率＋0.21％です。公示地価の過去のデータを見てみると、1993年から2018年26年間、下落の一途をたどっていましたが、2019年から上昇傾向に推移しています。2023年現在の多治見市にある番地の公示地価推移を解説していきましょう。多治見市の公示地価で最も高額なのは、多治見駅より300mの場所にある「音羽町1丁目」の492,561円/坪です。多治見市の主要駅である多治見駅には、JR中央本線と太多線の2路線があり、名古屋へのアクセスもしやすいため公示地価が高い傾向にあります。
また、駅周辺には飲食店やスーパー、病院などの施設がそろっているため、生活利便性が高いのも公示地価に影響していると考えられるでしょう。
一方、多治見駅から少し離れた宮前町・大正町・宝町エリアになると、坪単価が主要駅周辺よりも200,000円ほど下がる傾向にあります。交通利便性よりも土地価格を重視したい方におすすめのエリアといえるでしょう。

参考：岐阜県多治見市 移住・定住サポートサイト「多治見ってどんなまち？」

2022年7～9月に住宅土地として取引された、多治見市の土地売買事例をまとめてみました。多治見市の土地売買事例を確認すると、最寄り駅が多治見であるエリアの売買がほとんどでした。多治見駅の坪単価の総平均（公示地価・基準地価）は、2022年時点で236,285円/坪、変動率＋1.07％に推移。2013年4月以降に行われた、日銀の異次元緩和政策によって金利が下がったため、人気エリアである多治見駅の土地価格が今もなお上昇傾向にあるのです。
多治見駅から徒歩圏内の大正町・金岡町・坂上町は、買い物や交通の利便性が良いため、ほかのエリアと比較すると坪単価が高い印象。
一方、車移動が必須になる大畑町や笠原町では、坪単価100,000円程度で土地の購入が可能です。駅周辺で広い土地を購入しようとすると、多額の土地代がかかるだけでなく、理想の広さの土地を探すのが難しい場合もあります。安くて広い土地を購入したい方は、多治見市の中心部から離れたエリアがおすすめです。
そして新築や土地の購入を考えている方は、事前に土地相場と土地売買事例を確認しておくと、希望エリアの土地価格が把握できるので安心でしょう。

参考：国土交通省 不動産取引価格情報「岐阜県」

現在、日本では「2025年問題」という大きな課題があります。2025年問題とは、2025年までに多くの団塊の世代が、後期高齢者である75歳を迎えることにより、今以上に医療費や介護費用などが膨れ上がること。そのため、今後公共サービスが維持できないかもしれない問題に直面しているのです。

多治見市では、仮に公共サービスが削られたとしても変わらず生活できるように「住んでほしいエリア」と「そうでないエリア」を分ける「立地適性計画」が策定されています。住んでほしいエリアには、多治見駅周辺の精華地区・小泉地区・昭和地区・養正地区に加え、旭ヶ丘地区や滝呂台地区、脇之島地区、根本駅周辺地区が指定。
将来、多治見市の財政が悪化した場合、住んでほしいエリア以外の公共バスが減便したり、小学校が統合したりすることも考えられます。そうすると、指定エリア以外で新築を建てようとする方が減るので、土地価格は下落するといえるでしょう。
一方、指定エリア内は居住希望者が増えると予想されるため、土地価格が安定するといわれています。特に多治見駅周辺は人気エリアのため、より土地価格が上昇する可能性もあるでしょう。

参考：多治見市HP「立地適正化計画」

注文住宅を建てる際には、いくつか押さえておくべきポイントがあります。平屋と狭小地について解説していきます。

平屋とは、居住スペースが一階のみで作られた住宅をいいます。そのため、土地の広さは最低でも50坪は必要になるでしょう。ただ、50坪の土地を購入したとしても、土地いっぱいに住宅を建てられるわけではありません。住宅を建てる際は、建築基準法に従って建築しなければならず、住む地域によって建てられる家の大きさが変わります。希望の土地が見つかった際は、事前にどのような決まりがあるのかを調べておくことが大切です。
多治見駅周辺で50坪の土地を購入しようとすると、土地代は1,230万円以上必要になります。住むエリアにもよりますが、住宅の建築費用と合わせると3,730万円以上あれば理想の平屋が建てられるでしょう。

＞＞R+house守山・多治見で建てる土地を活かした平屋

狭小地とは、15～20坪以下の狭い土地を指します。また、台形地や三角地などの不整形地が多いのも特徴。よくある長方形や正方形などの土地に比べ、価格が安い傾向にあります。
ただ、狭小住宅は横幅に限りがあるため、三階建てや地下室などを作って縦に伸ばす工夫が必要不可欠です。そのため、土地費用を抑えられても、建築費用が高くなるリスクもあるので、注意が必要でしょう。
このような狭小地での注文住宅建築は、空間設計に優れている専門家に依頼することで、限られた空間を最大限に活かした家づくりができるのでおすすめです。

利便性を重視したい方や、のんびり子育てしたい方におすすめのエリアをご紹介します。

多治見市で人気の高いエリアが多治見駅周辺。都市圏への通勤・通学がしやすく、徒歩でスーパーや病院などにも行けるエリアなので、車を持たずに生活したい方におすすめです。

多治見駅から少し離れた場所にある光ヶ丘エリア。「オオマツフード光ヶ丘店」や「バロー光ヶ丘店」などのスーパーが点在している場所なので、買い物がしやすい地域です。また、多治見ICがあるので、県外へのアクセスがしやすいメリットもあります。

光ヶ丘よりもさらに北に位置する旭ヶ丘エリア。車が必須の場所ではあるものの、学校や公園などが充実しているため、子育て世代にうれしいエリアです。閑静な住宅街で自然に触れながら子育てしたい方におすすめ。

＞＞岐阜県多治見市の住みやすさを検証！交通アクセスは？おすすめのエリアは？

岐阜県多治見市の公示地価や土地売買事例などについてご紹介しました。ほどよく都会でほどよく自然があるのが魅力の多治見市。名古屋中心部へは40分程度で行けるエリアにも関わらず、土地相場は5分の1と安いのも魅力の一つです。

R＋house守山・多治見では、お客様のご希望に沿った土地探しも行っております。住宅に関することならなんでもご相談ください。

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