地盤の重要性

地層の種類と地盤強度の目安
地盤の強さは、地層の種類によって異なります。一般的には岩盤や砂礫層が最も強い地盤で、砂質土や粘土質土は弱い地盤です。これらの地盤強度はN値という数値で表されることが多く、N値が高いほど地盤が強いといえます。
N値は土地の締まりや強度を表す数値です。標準貫入試験やスウェーデン式サウンディング試験などの方法で求められます。標準貫入試験では、重りを一定の高さから落として地盤に打ち込み、特定の深さ(30cm)まで貫入させる(めり込ませる)までにかかった回数がN値です。スウェーデン式サウンディング試験では簡易的な地盤調査として、土質に応じて次の計算式で「換算N値」を求めます。
砂質土:換算N値=2Wsw+0.067Nsw
粘性土:換算N値=3Wsw+0.050Nsw
(Wsw=重りの重量、Nsw=重りを1mめり込ませる時の半回転数)
一般的な住宅を建てる場合、砂質土ではN値31以上、粘性土ではN値15以上が望ましいです。これ以下のN値の場合、地盤改良工事が必要になる場合があります。
N値は土地の締まりや強度を表す数値です。標準貫入試験やスウェーデン式サウンディング試験などの方法で求められます。標準貫入試験では、重りを一定の高さから落として地盤に打ち込み、特定の深さ(30cm)まで貫入させる(めり込ませる)までにかかった回数がN値です。スウェーデン式サウンディング試験では簡易的な地盤調査として、土質に応じて次の計算式で「換算N値」を求めます。
砂質土:換算N値=2Wsw+0.067Nsw
粘性土:換算N値=3Wsw+0.050Nsw
(Wsw=重りの重量、Nsw=重りを1mめり込ませる時の半回転数)
一般的な住宅を建てる場合、砂質土ではN値31以上、粘性土ではN値15以上が望ましいです。これ以下のN値の場合、地盤改良工事が必要になる場合があります。
地盤が弱い場合に起こりうるリスク・災害

・沈下
・液状化
・土砂崩れ
沈下とは、地盤が不均一に沈むことで、建物が傾いたり、ひび割れたりする場合があります。
液状化は地震などの揺れで地盤内の水分が上昇し、地盤が液体化する現象です。液状化が発生すると、建物の基礎が浮いたり埋設物が浮き出たりすることがあります。
斜面や崖などの土壌が重力や雨水などの影響で崩れ落ちる土砂崩れも、地盤が弱いために起こる災害です。斜面に建っている家の場合、土砂崩れに巻き込まれるリスクは考慮しておきましょう。
地盤改良の種類と特徴
沈下や液状化を防ぐためには、地盤調査や地盤改良を適切に行うことが重要です。
標準貫入試験やスウェーデン式サウンディング試験で地盤改良が必要と判断されたら、次のいずれかの方法で地盤改良工事を実施します。
標準貫入試験やスウェーデン式サウンディング試験で地盤改良が必要と判断されたら、次のいずれかの方法で地盤改良工事を実施します。
表層改良工法
・地表から1m程度の深さまでの地盤を掘削し、砂利やセメントなどで補強
・工期が短く、コストも低い
・深い部分の地盤は改善できない
・工期が短く、コストも低い
・深い部分の地盤は改善できない
柱状改良工法
・地表から約8m以下の深さまでの地盤に穴を開け、セメントや砂利などで固めた柱を埋め込む
・深い部分の地盤も改善できる
・工期が長く、コストも高い
・深い部分の地盤も改善できる
・工期が長く、コストも高い
小口径鋼管杭工法
・地表から約20m程度の深さまでの地盤に鋼管を打ち込み、建物の重量を支える
・最も強固な地盤改良
・工期もコストも最も高い
・最も強固な地盤改良
・工期もコストも最も高い
天然砕石パイル工法
・小さく砕いた天然石を地面に埋め込み形成した石柱を使って地盤を補強する
・軟弱地盤にも適応可能で、地震よりも強く、水はけも良いため、液状化効果も防ぐ効果も期待できる
・軟弱地盤にも適応可能で、地震よりも強く、水はけも良いため、液状化効果も防ぐ効果も期待できる
注文住宅を建てられる安全な地盤を見抜くには?
注文住宅を建てられる安全な地盤は、次の3つの方法で確認することができます。
それぞれの詳細について解説します。
それぞれの詳細について解説します。
地盤調査
既にこの記事で紹介したとおり、まずは地盤調査を行うことが重要です。マイホームを建てる際は、必ず地盤調査を行うよう工務店と相談しましょう。土地の広さや調査方法によって異なりますが、地盤調査費用は10万円〜30万円程度が一般的です。
地盤改良
地盤が弱いと判断された場合には、地盤改良を行います。地盤改良には、表層改良工法や柱状改良工法などの方法がありますが、地盤や土地の状況によって対応できる工法は異なります。地盤改良費用は100万円〜300万円程度が一般的です。
ハザードマップ

参考:愛知県の災害関連情報ポータルサイト
参考:岐阜県ハザードマップ
岐阜県・愛知県で地盤に関わる過去の災害情報

また、濃尾平野は典型的な沖積平野であり、木曽川や長良川などの大河川の堆積物や水田跡などで構成される土地のため、液状化リスクも高いと言われています。過去には濃尾地震や1944年の東南海地震などで液状化が発生しています。
愛知県・岐阜県は南海トラフ地震への対策が必要とされていることからも、一戸建てを建てる際は地盤の確認を徹底した方が良いでしょう。
>>一戸建てを建てるときに必要な耐震等級とは?岐阜県多治見市の災害リスクも解説
>>耐震とは?岐阜県多治見市における地震災害リスクもあわせて解説
岐阜県・愛知県で理想のマイホームを建てたい場合はR+house守山・多治見へ!

R+house守山・多治見は、耐震等級3を取得する、地震・台風にも強い「安心・安全」な家づくりをしています。地盤を含め、災害に強い理想の注文住宅を検討する場合は、ぜひR+house守山・多治見へご連絡ください。
>>R+house守山・多治見で建てる最高ランク耐震等級3の高耐震住宅
